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余ったワインからサングリア?一緒に煮込んだフルーツも美味しく使い切る!

レストランで、ちょっと特別な日に頼むグラスワイン。その際、余ったワインがどうなるかご存じでしょうか?
ボトルワインは、一度開栓するとどんどん酸化が進んで商品として提供できなくなるため、多くの飲食店では余ったワインを泣く泣く廃棄しているそう。

今回は、そんな余ってしまうワインを新たな商品に生まれ変わらせて提供しているお店を紹介したいと思います。

余ったワインをサングリアに。フルーツまで美味しく生まれ変わる!

今回ご紹介するのは、ホテル プルマン東京田町内にあるレストラン「KASA」。地元食材を使用し、和のエッセンスを取り入れたお料理を楽しむことができるファインダイニングです。

★プルマン東京田町

★KASA

KASAでは食事に合わせて数多くのボトルワインを取り揃えていますが、グラスで提供する以上、どうしても中途半端な量が残ってしまうことも。

そこで、KASAのバーテンダーの方は廃棄予定のワインを別のメニューにアップサイクルできないかと考え、余ったワインから作るモクテル※「0%サングリア(赤・白)」を思いつかれたそうです。
余ったワインを煮詰めてアルコールを飛ばし、フルーツと一緒に煮込むことで出来上がります。

※モクテルとは、英語の「Mock(似せた、真似た)」と「Cocktail(カクテル)」を組み合わせた造語で、ノンアルコールカクテルの新しい呼び方。

編集部メンバーの知り合いも、実際に0%サングリアを味わってきたそうで、感想を聞いてみると、「スパイスが効いていて、ほんのり苦味があり美味しかった」とのことでした。

そしてさらに、煮込んだフルーツは使用後に乾燥させてドライフルーツに加工しています。フードロスを出さず、工夫して別商品として食材に新しい価値を見い出し、使い切る。こうして食材を余すところなく使い切っている点が素敵ですね。

自分でもできる、残ったフルーツの活用法

ここまでは、余ったワインを0%サングリアとして活用している事例をご紹介しました。
でも、自分でここまでは作れないな...という方もいると思います。そんな方は、「ドライフルーツ」作りだけでもチャレンジしてみてはいかがでしょうか。ここでは、編集部メンバーが実際にドライフルーツを作ってみた画像と併せて、お家でもできる簡単な方法をご紹介します。

①まずは、包丁やスライサーなどを使って余ったフルーツを薄く切ります。(薄く切っておくことで乾燥させる時間を短縮できます。)

果物をスライサーなどで薄く切る(りんごなどは皮付きでOK)

②ベランダなど風通しの良い場所で乾燥させます。ざるもしくは干しかごで干すと良いでしょう。

乾燥した日に、かごに重ならないように置いて2日ほど干す

日照時間や風、湿度などによって乾燥するまでにかかる日数は異なりますので、様子を見て完成を待ちます!
天気の良い日を狙えば、とっても簡単にできるので気持ちもあがります。

フードロス削減への第1歩は、日常の1コマを変えてみることから

日新火災withCaNdayでは、以前もフードロス問題についてご紹介しました。

私たちの生活が便利で豊かになる一方で、残念なことに食料の3分の1はただ捨てられてしまっているという現実があります。この現実に対し、自分は何もできない……そう思われるかもしれませんが、実はそうでもないのです。
例えば、この記事を読んだあとにドライフルーツを作る。あるいは、フードロスの現状をSNSでシェアする。そうして小さなアクションが積み重なれば、少しずつ現状が変わっていきます。

ぜひ、自分にできることから始めてみてはいかがでしょうか。

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