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いつもの”ついでに”社会貢献。日常の行動をちょっとサステナブルに変えるサービス4選

普段、サステナビリティのためにどのような行動を心がけていますか?「最近ちゃんとできていないな……」そんな方もいるかもしれません。そもそも、サステナブルアクションって「頑張る」ものとか、「意識してやる」「大変だけどやる」ことじゃなくなったらいいのにな、そんな仕組みがあったらいいのにな、そう思ったことはありませんか?

今回は、普段の暮らしに取り入れるだけで、自然に環境や社会をよくすることにつながるアクションをご紹介します。


「頭ではわかっていても……」アクションを起こせていない現実

まず、エシカル調査を中心に行われた、消費者庁「令和5年度第3回消費生活意識調査」の結果を見てみましょう。

引用:消費者庁「令和5年度第3回消費生活意識調査」

「持続可能性」を意味するサステナビリティの認知度は、SDGsに次ぐものとなっています。知っていると回答した人(「言葉と内容の両方を知っている」又は「言葉は知っているが内容は知らない」と回答した人)の割合は、SDGsでは79.4%、サステナビリティでは65.7%でした。

頭では理解していても、実際に行動へ移せない原因は?

株式会社メンバーズが実施した、第8回「気候変動と商品・サービスの購入に関する生活者意識調査」では、環境に配慮した商品・サービスの購入意向を持つ生活者は69.3%です。しかし、そのうち「購入していない」人は49.4%いました。

引用:株式会社メンバーズ【気候変動と商品・サービスの購入に関する生活者意識調査】(2023年)

 そしてもう1つ、調査を見てみましょう。PwC Japanグループが実施した「サステナビリティに関する消費者調査 2022」です。サステナブルな商品の購入意思・行動に関して、日本、米国、英国、中国で比較しています。

引用:PwC Japanグループ「新たな価値を目指してサステナビリティに関する消費者調査2022」

 日本以外の3ヶ国では、過去1年間にサステナブルな商品を「購入したこともあり、今後も継続したい」と答えた人の割合は6割〜7割と高くなっています。一方、日本は3割弱と3ヶ国と比べると低い割合となっています。

また、「購入したことはあるが、今後も継続するか分からない」と、購入した経験はあってもなかなか続かないということが見てとれます。 その要因としては、「価格が高い」が圧倒的に多く、次いで「身近に売ってない」があります。都会には売っていても地方には売っていないという地域格差や、ネットショップで購入する場合には、配送にかかる環境への悪影響があったり、配送料分だけお金もかかったり...ということになります。 また、「本当に環境、社会に配慮しているか疑わしい」という意見も見られます。

この意見からは、どのような環境問題に対してどのくらいの良い影響があるかなどが、数値的に可視化されていないもしくは、消費者にとって分かりづらい、届いていないといったことも考えられます。 

使うだけでサステナブルなアクションを実践できるサービス

ここでご紹介するのはスマホを使ってできるサービス。スマホで簡単にサステナブルなアクションを実践できるので、誰でも試しやすいのが特徴です。 

カボニュー

カボニューは、『日新火災withCaNday』と連携しているNTTドコモのサービス。日々の行動がどのくらいエコなのかを記録し、可視化してくれます。あなたの行動によってどのくらいCO2[kg]が削減されたのかが分かります。また、その行動の環境に対する貢献度がNTTドコモ独自の計算式により算出され表示されます。

Green Ponta Action

画像提供:株式会社ロイヤリティ マーケティング

Green Ponta Actionは、共通ポイントサービス「Pontaポイント」を運営するロイヤリティ マーケティングが提供するSDGsアプリ。「今⽇することで未来を変えてゆく」というキャッチコピーで展開されています。日常の中で環境や社会に良い影響を与える「アクション」をして「イイコト」を集めると、条件に応じてPontaポイントをもらうことができます。

○○するだけで「ついでに」寄付や応援につながるアクション

[○○するだけ]で、環境や社会に貢献できるアクションをご紹介します。

食べるだけで

食で環境問題にアプローチできるものもあります。北海道でリジェネレイティブ(環境再生型)なビジネスに取り組んでいる、株式会社ユートピアアグリカルチャーの取り組みです。酪農に携わる人口の減少や、飼料の栽培・輸入過程で発生する環境負荷の大きさなど、酪農における課題は様々。北海道大学と連携し、放牧による乳卵製品・お菓子の製造・販売を通じて、人や動物、地球環境に負荷の少ないサステナブルなビジネスの実現を目指しています。飼料の自給自足やCO2排出量の抑制などに取り組み、それらの数値化・データ化などに力を入れています。

 そんな株式会社ユートピアアグリカルチャーから販売されているのは「CHEESE WONDER(チーズ ワンダー)」という名のチーズケーキ。解凍の仕方(全解凍、半解凍、冷凍)によって、味わいの違いを楽しむことができるそうです。

筆者も実際に食べてみました!見た目のコロンとした可愛さとは裏腹に、手で持った時にずっしりと重みを感じます。ザックザクのクッキー生地とクリーミーな生チーズムース&生チーズスフレの組み合わせが、味も食感も楽しめて食べ応え抜群!自分へのご褒美スイーツにも、大切な人への贈り物にもピッタリです。

購入チャンスは毎週金曜と土曜20時から。(メールマガジンを登録している方限定で水曜10時の販売あり)販売開始から3年経ちますが、毎回数千のアクセスがあるようです。なお、季節限定商品や新商品はすぐに売り切れてしまうとのこと!商品が気になる方はLINEのともだち追加 or メルマガ登録をして販売情報をGETしましょう!

【商品情報】
商品名:Cheese Wonder
価格:2980円(税込)+送料
内容量:6個(1個73g)
賞味期限:お届け日から20日以上
発送方法:冷凍便(ヤマト運輸)
販売時間:毎週金曜・土曜20時~
※要冷凍(-18℃以下)、冷蔵解凍後は当日中に食べましょう!

写真を投稿するだけで

画像提供:TABLE FOR TWO International

おにぎりの写真を投稿するだけで、アフリカ・アジアに給食を届けることができる「おにぎりアクション」というものがあります。NPO法人TABLE FOR TWO Internationalが展開している活動です。

画像提供:TABLE FOR TWO International

おにぎりの写真を、#OnigiriActionをつけてSNS、もしくは特設サイトに投稿することで、写真投稿1枚につき給食5食分に相当する寄附(100円)を協賛企業が提供し、NPO法人TABLE FOR TWO Internationalを通じてアフリカ・アジアの子どもたちに給食をプレゼントできる取り組みです。今年のおにぎりアクションは、10/3(木)〜11/16(土)となっています。

おわりに

サステナブルな生活をしようと思うと、「お金がかかりそう」「不便になりそう」といったイメージが湧きがちかもしれません。しかし、日用品を一つだけでもサステナブルなものに置き換えてみたり、日頃の行動の中に一つアクションを組み込んでみたりするだけで、環境や社会への貢献につながるのです。



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