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【座談会レポ】みんなが考える「プラフリ宣言」は?プラスチックごみを減らすために、今日からできること

2022年7月末、日新火災withCaNdayを運営するメンバーが所属している日新火災情報システム株式会社にて、「プラスチックフリーを語る」と題した座談会を実施しました。この座談会は、「プラスチックフリージュライ」にちなんで企画したワークショップの総まとめとして行われました。

*プラスチックフリーを題材としたワークショップ全体のイベントレポートはこちら*

座談会では、参加者にMyプラフリ宣言と具体的な行動の発表をしてもらった後、プラスチックにとどまらず「ゴミを出さないようにするには?」をテーマに参加者と意見を出しあったり、質問しあったりしました。今回は、そこで出た意見や質問、感想などを皆さんにお伝えし、一緒にプラスチックフリーについて考えたいと思います。

みんなの“Myプラフリ宣言”

そもそも「Myプラフリ宣言」とは、こちらの記事でも紹介しているとおり、プラスチックフリージュライ中にやると決めたプラスチックフリーな行動を宣言することです。ペットボトルを買わない、マイバッグを必ず使うなど、自分の生活スタイルや好みに合わせて各々自由に設定しました。参加者から出たMyプラフリ宣言はこちらです。

★レジ袋をもらわず、マイバッグを常に持ち歩く
★ ペットボトル飲料について考える
★外出用の折りたためるタンブラーデビューをする
★ビニール傘を買わずに済むように置き傘をする

このようにさまざまな宣言が出てきました。日常生活の中ですでに取り組んではいるものの、たまに忘れてしまうこともあるマイバッグやマイボトル。今回プラスチックフリージュライを知ったことで改めて意識するようになったという方もいました。
また、「ペットボトル飲料について考える」と宣言してくれた方は、「①麦茶を自分で作る ②マイボトルを持ち歩く ③ラベルレスのペットボトルを購入する ④ペットボトル回収機でリサイクルする」と宣言に対して具体的なアクションを行ったことも教えてくれました。

プラスチックにとどまらず、ゴミを出さないようにするには?

座談会では、サーキュラーエコノミーの概念についてもお話ししました。サーキュラーエコノミーとは簡単にいうと、「これまでは捨てていた製品や原材料を『資源』と考え、捨てずに循環(再利用・リサイクル)させる経済システム」のことです。ゴミが出ない設計の商品を生み出すのは各企業の役割ですが、消費者としてゴミを出さないために私たちにできることは何か、参加者の皆さんと一緒に考えてみました。

★ コンポストをやってみる
★野菜の皮や葉などは、余すことなく食べる
★ 公共のペットボトル回収箱がいっぱいになっていた場合、自宅に持ちかえって洗浄・分別してリサイクルに出す
★ペットボトルや段ボールなどは、正しく分別してリサイクルするようにする。商業施設などに設置されている回収箱などを利用する

以上のような意見が出ました。なかには、大根の皮を天日干しにして切干大根にするというアイデアも!そういった工夫をすることで、食材を無駄にせず美味しくいただけますね。
また、出るゴミ1つ1つの分別ルールを細かく確認して、少しでも資源としてリサイクルするということを大切に感じている方が多い印象でした。すぐにゴミを全てなくすことは難しいですが、地方自治体ごとに定められた方法でできる限り資源を循環させていくことが大事です。

参加者の感想

座談会の最後には、参加者の皆さんに感想を聞きました。

★ ドレッシングを買う時、瓶だと重たいため、ペットボトルの方を買っていた。ただ、瓶の方が使い終わった後の使い道はあるかも。ドレッシングに限らず、購入後どうするか考えることを意識したい
★「公共のゴミ箱は使わず、家に持ち帰ってから処分する」という意見に驚いた。最近は駅のゴミ箱が撤去されたり、捨てる場所も少なくなっていたりするため、外出先で出たゴミは家に持ち帰って分別を心掛けようと思った
★ 今までは値段だけで買うものを判断していたが、これからは選ぶ時にゴミが出ないような買い物を意識する

このように今後意識したいことについてポジティブな意見が出た一方で、実際に「プラスチックフリー」を意識して生活してみたからこそわかった難しさについてもコメントがありました。

★ペットボトルを減らそうと試みたが、ゼロにするのは難しいと感じた
★ レジ袋をゴミ袋として使っていたため、全くもらわないとなると困る場面があった
★会社にはマイボトルを持って行くが、遊びに行く時は荷物を減らすため、外出先でペットボトルを買っていた。自分の周りにはマイボトルを使っている友人があまりおらず、使うのが少し恥ずかしく感じてしまう

感想の中にも出ているように、ペットボトルやゴミを“ゼロにする”ことは難しいかもしれません。だからこそ、なるべくゴミが出ないような商品を選んだり、使い捨てのものではなくて今後長く使っていけるものを選んだり、小さなことから私たちにできることを続けていきたいですね。

おわりに

自分にはなかった意見や価値観を知ることができ、とても有意義な時間となりました。座談会やイベント全体を通して学んだこと・感じたことは、プラスチックフリージュライ期間中にとどまらず、日常でも続けていきたいことばかりでした。

このレポートを読んだ皆さんにも、生活の中で少しでも活かせるアクションがあったら嬉しいです。

【参考文献】
LFCコンポスト「コンポストとは?やり方、方法、作り方、メリット、デメリット、種類、堆肥、特徴など」
KOKUYO「サーキュラーエコノミーとは?リサイクルやリユースと何が違うのか」
IDEAS FOR GOOD「サーキュラーエコノミー(循環経済/循環型経済)とは・意味」

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