生ゴミの中からこんにちは
私が小学一年生の頃の夏休みの自由研究は、朝顔の観察だった。それは、一年生全員に課せられた、ミッションのようなものだった。
6月頃に種まきをすると、自分だけの植物を持ったことのない私たち都会の一年生は、ワクワクして芽が出ないかプランターを毎日観察した。
10日ほど経過した頃だったろうか、ひとり、またひとり、と、朝顔の芽が出だした。ところが、私のからはまったく芽が出ず、自分だけが取り残され始めたという寂しさが募った。
3週間ほど経過した頃には、私はすっかり諦めて、見にすら行かなく