スーパーやコンビニで買える！「ヘルシーで環境にも優しいおやつ」の選び方と、おすすめおやつ８選

2022年5月31日 10:03

みなさんは普段、どんなおやつを食べますか？甘くてホッとするチョコレートや、やみつきになるポテトチップス。仕事や勉強の合間に食べるおいしいおやつは、格別ですよね。

そんな数あるおやつの中でも、ただおいしいだけではなく、健康に嬉しいおやつが今注目を集めています。例えばショートニング不使用だったり、健康や美容に良いとされるスーパーフードが使われていたり。また、製造工程において環境への負荷が抑えられていたり、動物愛護が考慮されていたりと、環境への配慮がされているおやつにも、関心が高まっています。

そこで今回は、スーパーやコンビニで購入できるヘルシーで環境にも優しいおやつを、実際に食べた編集部の感想と共にご紹介します！

ヘルシーで環境にも優しいおやつが注目されているワケ

厚生労働省の国民健康・栄養調査（※1）から、健康な食生活の妨げとなる点として「仕事（家事・育児等）が忙しくて時間がない」「面倒くさい」が、多く回答されていることが分かりました。

（※1）厚生労働省　令和元年国民健康・栄養調査報告書

また、「菜食主義者」を指す言葉の広がりやそれを目指す人の増加も、注目される理由の一つです。

例えば、肉や魚介類などの動物性食品を食べない「ベジタリアン」や、植物性食品を中心に食べるが時には肉や魚も食べる「フレキシタリアン」などです。フレキシタリアンは、日本では「ゆるベジタリアン」「ゆるベジ」とも呼ばれ、マイルールを設けてゆるく取り組めることから、徐々に広がりを見せています。

宗教上の理由や動物愛護など、菜食主義を目指す理由は様々ですが、美容や健康面への配慮から始める人も多いようです。

このように、「毎日バランスのとれた食事を摂るのは、時間がないし面倒くさい！」「少しでも環境に配慮した食生活を目指したい」という多くの人が抱えるお悩み解決の一助となってくれるのが、“ヘルシーで環境にも優しいおやつ”です。これが、そのようなおやつが注目されるワケということですね。

パッケージを見る目が変わる？商品選びのポイントとは

スーパーやコンビニで買えると分かっていても、いざ買おうと思ったときにどれを買ったら良いか迷ってしまいますよね。

ここでは、ヘルシーで環境にも優しいおやつを選択するときに役立つ認証マークの紹介や、パッケージに書いてある「○○不使用」といった言葉の意味をご説明します。

ヴィーガン認証マーク

「ヴィーガン」とは、肉や魚介類だけでなく、卵、乳製品、はちみつも食べない完全菜食主義者を指します。また、食事面以外においても革製品を買わない・使用しないことや、動物実験が行われた化粧品を使わないなど、生活のあらゆる面において動物愛護を重んじます。

そんな、ヴィーガンの方でも安心して食べられる商品に付けられるのが、NPO法人ベジプロジェクトジャパンが管理する「ヴィーガン認証マーク」です。

ヴィーガン認証マークは、原材料に肉、魚介、卵、乳製品、はちみつ等、動物に由来するものが使用されていないこと、その他NPO法人ベジプロジェクトジャパンの定めるヴィーガンの基準を満たすことが確認されたものに付与されるマークです。

NPO法人ベジプロジェクトジャパン

このマークの有無を確認すれば、動物性食材を使用していない商品であることが簡単に分かりますね。ヴィーガンの方はもちろん、使用されている原材料に興味がある方にもぜひ知ってほしいマークの一つです！

有機JASマーク

有機栽培とは、農薬や化学肥料などの化学物質に頼らないことを基本として、自然界の力を生かした生産方法や加工方法のことを言います。有機JASマークはそのような製品へ表示される、太陽と雲と植物をイメージした農林水産省が管理する承認マークです。現在の日本では農産物、加工食品、飼料、畜産物及び藻類においては、有機JASマークが付されたもののみ「有機」「オーガニック」という表示を付けることができます。

しかし、申請費用面や管理面などの問題で、有機JASの取得・維持は簡単ではないという意見もあります。有機JAS食品の生産者を応援する意味でも、このマークを付した食品を見つけたらぜひ手にとってみたいですね。

有機栽培で作られた食品は、化学物質による健康への悪影響の心配がなく環境にも優しいのが嬉しいポイントです。

農林水産省

「マーガリン不使用」、「ショートニング不使用」

マーガリンはバターより低価格に購入でき、またバターよりもさっぱりとした味わいが特徴で重宝されます。ショートニングには、クッキーや揚げ物に使うとサクサク感が増したり、パンの場合にはふっくらと焼きあげたりする効果があります。

そんなマーガリンやショートニングには、「トランス脂肪酸」という脂質の一種が含まれており、このトランス脂肪酸を多くとりすぎると、少ない場合と比べて心臓病のリスクが高まることが示されています。

なお、国際機関が生活習慣病の予防のために開催した専門家会合からは、トランス脂肪酸の摂取量は、総エネルギー摂取量の1％に相当する量よりも少なくなるよう勧告されています。一日にエネルギーを1,500kcal 摂取する人であれば、トランス脂肪酸は1.5g未満を目標とすることになりますね。

農林水産省　すぐにわかるトランス脂肪酸

おすすめのヘルシーで環境にも優しいおやつをご紹介！

それではここからジャンルごとに、計8つのヘルシーで環境にも優しいおやつをご紹介します。

※参考として税込みの購入価格を記載しますが、購入日（2022年4月12日）時点のものです。価格変動がある場合がありますのでご了承ください。
※購入店についても、必ずそこで購入できることを保証するものではございません。予めご了承ください。

あまいものシリーズ

マクロビ派　アーモンドとクランベリー/ヘーゼルナッツとカカオ（森永製菓）　税込み購入価格：各378円（ダイエー）

まず1つ目は、パッと目を引くおしゃれなパッケージの「マクロビ派」。

今回は 2種類の味を食べてみました。内容量は100ｇとたっぷり！サクサク食感で軽く食べられるのですが、11種類の素材がぎゅっと詰まっており、食べごたえがあります。一口サイズで忙しい朝にもぴったりです。

「アーモンドとクランベリー」味は、生地にパウンドケーキのようなやさしい甘味を感じました。「ヘーゼルナッツとカカオ」味は、チョコの味がしっかりとしていました。甘さもちょうど良く、こちらもパクパク食べたくなるおいしさです。

マクロビ派には、素材の恵みを生かす4つのこだわりがあります。

1 素材本来の味と食感にこだわり香料・乳化剤不使用
2 マーガリン・ショートニング不使用
3 動物性素材不使用
4 白砂糖は使用せず、てんさい糖を使用

マクロビ派

体にも環境にも嬉しいこだわりがギュッと詰まった、まさに「マクロビ」（※2）に則したお菓子ですね。

（※2）マクロビ
「マクロビオティック」の略称。穀物や野菜、海藻などを中心とする日本の伝統食をベースとした食事を摂ることにより、自然と調和をとりながら、健康な暮らしを実現する考え方。
https://chayam.co.jp/macrobiotic/

ビーガンカカオバー　ローストアーモンド味/フルーツグラノーラ味/ラムレーズン味（UHA味覚糖）　税込み購入価格：各140円（ローソン）

続いてご紹介するのは、「ビーガンカカオバー」です。こちらも、現在販売している3つの味全て食べてみました。

「商品名にビーガンと入っているということは、さっぱりした味かも……？」とイメージしていたら、想像以上のしっとりした食感に、実食した編集部一同驚きを隠せませんでした！小さめサイズですが、1つで十分小腹が満たされます。どの味もそれぞれ個性がありましたが、筆者はラムレーズンの風味とカカオの組み合わせがマッチしていた「ラムレーズン味」が一番好みでした！